鶴ヶ城~甦る日本唯一の「赤瓦天守閣」

会津で最も有名な観光施設

約600年の歴史がある鶴ヶ城、城下町・会津の文化遺産も数多く毎年多くの観光客が訪れています。

鶴ヶ城は会津で一番有名な観光施設で、春には桜、秋には紅葉を思う存分楽しむことができ、鶴ヶ城の桜は日本桜の名所百選の一つにも選ばれています。

桜が満開の時期になると、夜の鶴ヶ城公園はライトアップされ堀に浮かんだ桜の花びらは、とても幻想的で不思議な空間を楽しむことできます。

春だけではなく秋の紅葉の時期にもライトアップされるので、昼と夜の全く違った鶴ヶ城を楽しむのも良いですね。

東日本大震災の影響により、観光客が減少している福島県内の観光施設ですが、鶴ヶ城は今年の春赤瓦の天守閣に生まれ変わったという情報を聞いて、生まれ変わった鶴ヶ城や会津の歴史など、会津の良さをもっと改めて多くの人に知ってもらいたいと思い、取材に行くことにしました。

戦国大名と鶴ヶ城について

会津は戦国時代に、葦名・伊達・蒲生・上杉・加藤・保科・松平と数多くの大名が治めた歴史があり、葦名氏が至徳元年(1384年)に建てた東黒川館が鶴ヶ城の前身と言われていて、昭和59年には築城600年が祝われました。

今の鶴ヶ城に姿を変えたのが寛永16年(1639年)で、加藤明成がおこなった城の改修で外壁に惣塗籠の手法を導入して、今の白亜五層の天守閣が誕生したようです。

幕末の戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ戦いが鶴ヶ城を中心に行われ、砲弾により鶴ヶ城は荒れ果ててしまい、戊辰戦争後政府の命令により取り壊されてしまいましたが、昭和40年に市民の願いにより天守閣が復元されたようです。

聞いて楽しむ、ボランティアガイド

会津の歴史に興味を持った方や鶴ヶ城について詳しく知りたい方のために、鶴ヶ城ではボランティアガイドによる案内のサービスを無料で行っていて、当日でも空きがあれば案内のサービスを受けられるそうですが、自前に予約することをお勧めします。

鶴ヶ城、「いぶし瓦」から「赤瓦」に

鶴ヶ城は、2011年に幕末往時の赤瓦に甦りました。

文禄2年(1593)に蒲生氏郷によってこの地に初めて築かれた天守閣は、すべて黒っぽい「いぶし瓦」だったと考えられています。

しかし、会津地方は積雪が多く気温が低いため瓦内にしみこんだ水分が凍結し、ひび割れが多発したためその対策が求められるようになりました。

寛永20年(1643)に会津領主となった保科正之の時代に本格的な瓦の改良が進んだとされていて、鉄分を多く含んだ釉薬を施した瓦によってある程度しみ割れも防げることがわかり、城内の瓦は徐々にこの瓦に取り替えられていきました。

鶴ヶ城

この鉄釉が塗られた瓦は、焼き上りが赤茶色っぽくなったため、「赤瓦」と呼ばれるようになり、天守閣が再建されてから約半世紀を数え、鶴ヶ城・天守閣がすべて赤瓦に葺き替えられたことで、戊辰戦争当時の姿により近づくことになりました。

江戸時代には国内にいくつか存在していた「赤瓦の天守閣」はすべて取り壊されてしまっているため、現在ではこの鶴ヶ城が日本唯一の赤瓦天守閣となっています。

そのほかにも会津若松市には、飯盛山、会津武家屋敷、御薬園など会津の良さ学べるたくさんの観光施設があり、会津の歴史や美しい景色・自然を味わうことでとても充実した一日になると思いますので、時間のあるときに足を運んでみてはいかがでしょうか?

千家ゆかりのお茶室「麟閣」

天正19年、千利休は豊臣秀吉の怒りに触れて死を命じられ、その時の会津領主・蒲生氏郷が利休の茶道が途絶えるのを惜しんで、その子少庵を会津にかくまい、徳川家康とともに千家復興を秀吉に願い出ました、その結果少庵は京に帰ることができ今日の茶道の基礎を築いたとされています。

この少庵が会津にかくまわれている間、氏郷のために造ったと伝えられているのが麟閣で若松城で大切に使用されてきました、ところが戊辰戦争で会津藩が敗れ若松城が取り壊される際、石州流怡渓派森川善兵衛が貴重な茶室が失われるのを惜しみ自宅に移築し大切に保存されていましたが、平成2年に元の場所である鶴ヶ城内に移築復元されました。

麟閣

現在麟閣では、庭園を眺めながらお茶を楽しめたり、定期的に茶会が開かれたりもしています。

観光PRキャラクター「お城ボくん(おしろぼくん)」

お城ボくん

鶴ヶ城入口付近でお出迎えをしてくれる「お城ボくん」、会津若松市では観光などのPRに活用するために制作されたそうです。

キャラクターデザインは、会津若松市出身で漫画やアニメの世界で活躍されている笹川ひろし氏で、もちろん鶴ヶ城をモチーフとしたデザインになっています。

愛らしいキャラクター「お城ボくん」の今後の活躍を期待して、私たちも応援していきましょう。

会津鶴ヶ城

金鶴ヶ城天守閣・茶室「麟閣」共通入場料金(共通券)
区分 大人(高校生以上) 小人(小・中学生)
個人(1~29) 500円 150円
団体(30~99) 450円 135円
団体(100~) 400円 120円
金鶴ヶ城天守閣入場料金(天守閣のみ)
区分 大人(高校生以上) 小人(小・中学生)
個人(1~29) 400円 150円
団体(30~99) 360円 135円
団体(100~) 320円 120円
お茶室「麟閣」の入場料金
大人 200円(小中学生は無料でご入場できます
■開城時間

・午前8:30~午後5:00まで(入城締め切りは午後4:30)

■休館日

・無休

■駐車場

・西出丸駐車場:普通車190台収容可
・三の丸駐車場:普通車40台・大型車10台収容可
・南口駐車場:普通車35台収容可
※いずれも有料

■サービス

・ボランティアガイド…午前9:00~午後4:00(城内を無料でご案内します)※要予約
・レンタサイクル…午前9:00~午後4:00(城下町を自転車で散策)※要予約(有料)

■お問い合わせ

財団法人会津若松市観光公社
〒965-0873会津若松市追手町1-1
Tel.0242-27-4005
Fax.0242-27-4012
財団法人会津若松市観光公社



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